ウォーターサーバーを延長コードに繋がないほうがいい理由

この記事の情報提供者
ウォーターサーバー販売員:YUMINさんさん(30)

ウォーターサーバーメーカーの販売代理店としてブースでの営業を主に行っていました。全国のショッピングやホームセンターの他、大型のイベントでも販売を経験し、毎月30~50台ほどのご契約をいただいておりました。ウォーターサーバーに関する知識だけでなく、販売経験を通じたお客様のニーズも含めて情報提供させていただきます!

コンセントが近くにない場合は延長コードを使ってウォーターサーバーを起動している人もいるでしょう。ただ、ウォーターサーバーに延長コードやたこ足配線は推奨されていないことは知っていますか? ウォーターサーバーは電気が必要な製品なので火災の危険性もあるのです。今回はウォーターサーバーに延長コードが推奨されていない理由や火災原因などについて紹介します。

ウォーターサーバーを延長コードに接続するのはアリ?


コンセントの数が足りなくて、延長コードやたこ足配線を使ってウォーターサーバーを設置している家庭はゼロではありません。実際に使っている人は非推奨であることを知らない人ばかりでしょう。こちらでは延長コードが推奨されているのかなど調べてみました。

延長コードは非推奨とされる

ウォーターサーバーに限らず、家電製品の延長コード使用は推奨されていません。電化製品の場合、どんな製品でも火災リスクは発生するからです。特に電気の使用量が大きくなれば延長コードが熱を持ってしまい、そこから発火する可能性があります。

コンセントに差し込んでいれば火災リスクがないのかと聞かれるとそうではありませんが、少なくとも延長コードよりは確率が低くなるでしょう。

年間数件の事故報告がある

ウォーターサーバーの火災報告は年間数件あると言われています。金属板を重ねた温度調節用バイメタルから発火したケースもあります。他にもコンセントを繋ぎっぱなしにしていることから、埃が溜まってそこから出火してしまうこともあるようです。

ウォーターサーバー販売員

【ひとことアドバイス】延長コードを使用して起こった事故はありますか?
私自身が今のところ事故の事例は聞いたことがありませんが、延長コードの使用はやはり危険ですのでおススメできません。

延長コードが非推奨とされる理由

延長コードが非推奨とされていることは先述しましたが、詳しい理由については説明していませんでしたのでこちらでは非推奨の理由を集めました。これらを知ることでなぜ非推奨なのか、その理由が見えてくるのではないでしょうか。

ウォーターサーバーの消費電力は大きい

延長コードが推奨されない理由に、ウォーターサーバーは消費電力が大きいというものがあります。消費電力が大きいということは、それだけ延長コードにかかる負担も大きくなるということです。熱を持ちすぎた結果発火してしまったというケースは、ウォーターサーバー以外でもよく見かけます。消費電力が大きいからこそ、つなぎの延長コードではなく大元のコンセントを使うようにしましょう。

延長コードを引っかけて転倒

延長コードを使うことで余計なコードが出てくることになります。そのため、ひっかけて転倒してしまうこともあるのではないでしょうか。転倒した結果ウォーターサーバーを壊したとなれば買い直し、もしくは弁償になります。特にレンタルの場合は弁償金も大きくなる場合もあるので注意しましょう。

他にも大人は気をつけていたとしても、子供が間違ってひっかけてしまう可能性もゼロではありません。足を引っかけて転んでしまったところにウォーターサーバーの下敷きになってしまうなど想像もしたくありません。延長コードは便利な分、余計なリスクを負うことになることを覚えておいてください。

開いたコンセント口に水をこぼす

延長コードは基本的に3つほど差し口があります。残り2つが空いている人もいれば、すべて使っている人もいるでしょう。すべて使っている場合は許容量以外の電気を通してしまうため発火リスクも高くなります。ウォーターサーバーにしか使っていない場合は、空いているコンセントに水を零して感電の恐れが出てくるのです。どちらにしても何らかのリスクが生じてくることはしっかり覚えておきましょう。

ウォーターサーバーによる火災事故の原因


ウォーターサーバーによる火災事故と言っても、いまいちピンと来ない人もいるでしょう。どのような症状が火災事故に繋がるのかを調べてみました。意外と日常的にありがちな原因もあるのでしっかり火災事故に繋がらないようにウォーターサーバーを管理しましょう。

グロー現象

電源プラグの接触部分や配線部分がゆるいことで発熱することをグロー現象といいます。コンセントから抜けかけている状態もこれに当てはまります。対策としては、電源プラグがしっかり接続されているかを周期的に確認するしかありません。

トラッキング現象

電源プラグとコンセントの間に埃が挟まってしまい、発火や発熱、火災を引き起こす現象です。例えば炊飯器の電源プラグを入れっぱなしに何年も放置していて、埃が溜まっていき、そこから火災というのは全国的に少なくありません。さまざまな家電製品がトラッキング現象を引き起こし、火災に繋がっているのです。

過電流現象

延長コードで一番ありがちなのが過電流現象です。名前の通り、一度に多くの電流をすると容量を超えた電流が流れて発熱や発煙など火災の原因になるのです。過電流現象を防ぐためには延長コードやたこ足配線を使わずに、直接コンセントを利用することです。特にウォーターサーバーは消費電量が多いので、過電流現象になりやすいと言っても過言ではありません。

電源コードの破損

滅多にあるわけではありませんが、ウォーターサーバーの電源コードが破損して火災に繋がることもあります。電源コードの上に何かを置いたり、気づかない間に棚などに挟んでしまっていたりして電源コードが発熱やショートを引き起こすのです。その結果、一気に火が広がって火災に繋がります。

耐用回数の超過

電源のオンオフを繰り返す電気製品は耐用回数というものがあります。名前の通り、オンオフに耐えられる回数のことです。これを超過してしまうことで発煙や発火の現認になります。耐用回数を超過しないためには、定期的に企業が実施するメンテナンスやサポートを受けることです。

ウォーターサーバーのメーカーを選ぶ時も、耐用回数のことを考えてサポートの厚いところを選ぶことで、こういった火災事故を防ぐことができます。

アース端子がコンセントにない場合


冷蔵庫や洗濯機など。多くの家電製品にアース接続用の端子がついています。アース端子を接続する理由は感電防止です。しかし、これは法律上必須というわけでもないのでアース端子が付属されていない場合もあります。安全のためにアース端子を接続したくても、ウォーターサーバーに付属されていない場合があるかもしれません。その際はどうすればいいのでしょうか。

アースをつけるのが推奨

一般的にアース端子をつけるのは推奨されているので、ほとんどのウォーターサーバーのメーカーも付属されています。しかし、法律上必須ではないので、コスト削減などで付属されていない場合もあるのです。

アース接続をすることで確実に感電を防げるわけではありません。しかし、接続している時と接続していない時では大きな差が出るので、必須ではなくでもアース接続は推奨されています。

変換プラグを用意しよう

安全のためにアース接続をしたくても端子がないとできません。そこでオススメしたいのが変換プラグを用意することです。他にも電気屋に依頼してアースをつけてもらうという方法もあります。ただ、これはレンタルの場合は難しいかもしれません。購入であれば自分のものなのでアースを取りつけてもらうことは可能ですが、レンタルの場合は前もってメーカー側に相談してみましょう。

アース端子がついていないものについて、実は珍しくありません。なので、電気屋に相談することで解決の糸口を示してもらえるのではないでしょうか。

アースがなくても正常稼働はする


基本的にアースは安全面に関するものであり、ウォーターサーバーの動作に影響するものではありません。そのため、アースがなくてもウォーターサーバー自体は正常に稼働するので安心してください。

ただ、子供がいる家庭などは水を零すなどのトラブルを起こしやすいのでなるべくアース接続を検討した方がいいかと思われます。自分たちではなく、子供の万が一を考えるとアース接続は外せないものといっても過言ではありません。

まとめ

電気屋などで普通に販売されていることから、延長コードが身近なものになりすぎて、リスク面で疎くなってしまっているのも事実です。もし、現時点で延長コードを用いてウォーターサーバーを稼働させている家庭があれば、すぐにやめましょう。火災は思いもよらぬ時に起こるものです。今が大丈夫だからと言って、これから先も大丈夫とは限らないのだと考えるようにしてください。