水の硬度って何?軟水と硬水の違いとは?

水には硬度と呼ばれる値が存在します。お水の硬度は簡単に言うと水がどのくらい硬いのかの違いのことですが、この硬度の違いで水の飲み心地が全く異なる他、飲んだ効果も異なるのが特徴です。お水の硬度の違いがあると具体的にはどんな違いがあるのかの説明をはじめ、お水の硬度について知っておくと便利な基本的知識をご紹介します。

水の硬度って何?


お水によって飲みやすい、飲みにくいと感じた経験があるそこのあなた。それはもしかすると、お水の硬度の違いが理由にあるかもしれません。お水の硬度とはそもそもどのようなものなのか、硬度に関して知っておきたい基本的知識をご説明します。

硬水・軟水と分けられる

お水の硬度は大きく分けて、硬水と軟水という2つの種類に分けられます。中硬水などの中くらいの硬度のお水もありますが、大体硬水か軟水かに別れていると覚えておきましょう。硬水は固めのお水、軟水は柔らかいお水になります。

硬水と軟水は見た目には全く違いがありません。どちらも普通のお水ですので見た目で変わる部分はほとんど無いのですが、飲んでみるとその違いが分かります。感じ方には個人差もありますが、軟水はサラサラと飲みやすく、硬水は飲み応えがあるのが特徴です。飲み慣れていないと硬水が飲みにくいと感じる方もいますので、硬水を飲む際には注意をしましょう。

硬度は、お水の中に含まれるカルシウム量とマグネシウム量を足した値がいくつになるのかで識別可能です。硬度が1リットル中に0~100㎎未満であれば軟水、300㎎であれば硬水に分類されます。カルシウムなどの成分が豊富に含まれているほど硬水と言えるでしょう。

国によって基準が違う


硬度の値は国によっても基準が異なります。一般的な基準は硬水の場合300㎎/l、軟水は0~100㎎/l未満ですが、WHO基準の場合、軟水は0~120㎎/l、硬水の場合120㎎/l以上です。WHOの場合は中硬水という分類が無く、硬水か軟水かの二択になります。

数値だけを見ると大幅に変わる事はありませんが、ある程度は国によっても違いがあると知っておきましょう。また、中硬水という考え方がない国もありますので、お水を購入する際には、硬度の部分をチェックしてみることが大切です。

日本は軟水

国によっても親しまれているお水の硬度が変わりますが、日本においては軟水がメジャーです。サラサラと飲みやすいため大量摂取をするのにも向いており、口当たりが良くお子様でも飲みやすいでしょう。ヨーロッパなどの北米地方では硬水が多いため、旅行に行った際に飲みにくさを感じる方も少なくありません。

国によってお水の硬度が変わる理由は、地殻物質の違いにあります。天然水の場合、水は地中から流れるようにして伝わり、湧き水として出てくるのですが、地面を作っている成分である地殻物質(ミネラル)にお水が触れている時間が国によって異なる為、お水に含まれる成分も変わって来るのです。

日本の場合は比較的すぐに湧き水として出てきますので地殻物質に触れる時間が少なく、北米国では時間をかけて水が出てくる分、地殻物質に触れる時間が長くあります。触れている時間が長ければ長い程ミネラル成分がお水に溶け込みやすくなりますので、その結果、硬度の違いが生まれるのです。

軟水の特徴


日本人にとって親しみ深い軟水のお水ですが、ただ飲みやすいというだけではなく、様々な特徴があります。軟水にはどの様な特徴があるのか、軟水の具体的な特徴についてご説明します。

肌に優しい

軟水は非常にナチュラルなお水ですので、お肌にも優しく、洗顔などにも向いています。デリケートな部分に利用しても問題ないほどお肌に優しいですので、肌荒れをしている方やアトピー体質の方にもピッタリです。

洗顔以外にも、手を洗う際や体を洗う際はもちろん、ケガをしたときに患部を洗う、火傷をしたときに患部を冷やすなど、ケガの治療の際にも最適です。出来るだけ刺激が強くないお水を使いたい時にこそ、軟水はうってつけと言えるでしょう。

和食に適している


飲み心地がマイルドで口当たりが優しいため、和食料理に適しています。味噌汁や煮物など、和食では水分を含んだ料理が多いですが、軟水で作る事で、素材の味を生かした優しい味の料理を作れるのです。普段から和食を食べる事が多い方こそ、軟水は強い味方と言えるでしょう。

緑茶を淹れるのに適している

そのマイルドな味わいは料理だけではなく、緑茶などのお茶を入れるのにも最適です。軟水は非常に飲みやすいさらさらとしたお水ですのでお茶との相性も抜群。お茶の味わいを最大限に引き立たせる効果もありますので、良いお茶を飲みたいという時にこそ、軟水を使うべきでしょう。

赤ちゃんでも飲める

非常に飲みやすいお水ですので、赤ちゃんでも安心して飲めます。赤ちゃんのミルクを作る際にも軟水を使う事で、美味しくて飲みやすいミルクを作れるでしょう。硬水ですと飲みにくいだけではなく、お腹を壊してしまう赤ちゃんもいますので、赤ちゃんだけではなく、お子さんに飲ませるお水としてもピッタリです。

泡立ちが良い

軟水は非常に泡立ちが良いですので、洗顔や体を洗う際はもちろん、洗い物をする時などにも便利です。泡をたくさん作りたいタイミングでは軟水を使うべきでしょう。

硬水の特徴


あまり馴染みがないという方も多い硬水ですが、硬水にも様々な特徴があります。硬水にハマってしまったという方も多く、普段から硬水を使っている方も少なくありません。硬水の特徴や魅力など、硬水にまつわる基本知識をご説明します。

洋風の煮込み料理に適している

硬水にはミネラル郡が豊富に含まれているのですが、このミネラル郡は洋風の煮込み料理との相性抜群です。ポトフやビーフストガノフなど、どのタイプの煮込み料理とも合わせやすいでしょう。欧米の食事内容はミネラルが不足しがちですので、日頃から洋食を摂取する機会が多い方は特に、意識的に硬水を使うと栄養面でも安心できます。

ミネラルが豊富

硬水は非常にミネラルが豊富ですので、ミネラルを効率よく摂取したい方にピッタリです。ミネラルが不足することで、健康面や美容面に様々な影響が現われます。日本人は特に、日頃の食事でもミネラルが不足しがちですので、手軽にミネラル摂取を出来る硬水は便利なアイテムと言えるでしょう。

動脈硬化が予防できる

硬水は続けて摂取することで、動脈硬化予防効果が期待出来ます。ミネラルが体内に満たされることはもちろん、体の巡りも良くなりますので、血液さらさら効果が期待できるでしょう。

便秘が改善する

硬水は体の巡りを良くすることから、便通改善にも高い効果を発揮します。日頃からお通じが良く無いという方にこそピッタリのお水ですので、続けて飲むことで美容効果バツグンと言えるでしょう。

ただし、便通はすぐに改善するのではなく、継続して飲むことが大切です。体質によってはすぐに効果が出る方もいますが、効果が出にくい方ですと1週間前後はかかるでしょう。根気よく飲み続ける事で、硬水はパワーを発揮します。

乳幼児には不向き

硬水は栄養素が豊富な分どうしても飲みにくさがありますので、乳幼児には不向きです。硬水でミルクなどを作っても飲めないという赤ちゃんも多く、一口飲んでもすぐに吐き出してしまう子もいます。無理をして飲ませようとすると何も飲まなくなってしまう事もありますので、出来れば乳幼児に硬水は避けるようにしましょう。

まとめ

同じお水でも硬水か軟水かで様々な部分が異なります。飲み心地はもちろん、水分に含まれている栄養素も全く異なりますので、お水を飲んでどの様な効果を得たいかによって、飲み分けすることもおすすめです。硬水が飲みにくいと感じたら、中硬水に挑戦してみるのも1つの手と言えるでしょう。