ウォーターサーバーから温水・冷水がすぐ出る仕組み

この記事の情報提供者
ウォーターサーバー販売員:YUMINさんさん(30)

ウォーターサーバーメーカーの販売代理店としてブースでの営業を主に行っていました。全国のショッピングやホームセンターの他、大型のイベントでも販売を経験し、毎月30~50台ほどのご契約をいただいておりました。ウォーターサーバーに関する知識だけでなく、販売経験を通じたお客様のニーズも含めて情報提供させていただきます!

近年、家庭内での水の重要性は大きなものになっています。そのため、いつでもおいしい水が飲めるようにウォーターサーバーを導入する家庭が増えてきました。ウォーターサーバーと言っても、冷水と温水が出るのでおいしい水だけではなくお湯もすぐに出るようになっているのです。なぜ温水と冷水がすぐに出るのか、メンテナンスや注意点と併せて紹介します。

ウォーターサーバーから温水・冷水がすぐ出る仕組み


ウォーターサーバーと聞くと、名前から「水のみに対応」という考えを持っている人も少なくないはずです。スーパーなどで専用タンクを購入するタイプのウォーターサーバーは冷たい水ばかりに対応しているところが多いので、その考えが間違っているとは言いません。しかし、家庭用のウォーターサーバーは冷水だけではなく温水にも対応しています。その仕組みについて調べてみました。

温水・冷水用の2種類のタンクがある

ウォーターサーバーは、実は冷水タンクと温水タンクの2つが搭載されています。そのため、いつでも冷水と温水が使えるようになっているのです。飲食店などで冷たい飲み物と温かい飲み物が一緒になっているサーバーを見かけることがあると思いますが、基本的にはそれと同じだと考えてください。

温水と冷水はタンクに常時ストック

ウォーターサーバーを最初に設置する際は、貯蔵タンクの水を加熱や冷却するために少々時間がかかりますが、その後は利用した分だけ自動的に貯蔵タンクにストックされるようになります。そのため、最初を除いていつでも適温の冷水や温水を楽しめるようになるのです。

ウォーターサーバーで温水を作る仕組み


ウォーターサーバーで温水を作れるということは、ちょっとコーヒーが飲みたい時にお湯を沸かさなければいけないという煩わしさを短縮することができます。わざわざお湯を沸かすのは面倒、ということで飲みたい時にコーヒーなどを我慢していたという人も多いのではないでしょうか。こちらでは、ウォーターサーバーでどうやって温水を作っているのかについて調べてみました。

シーズヒーターを採用するサーバーがほとんど

基本的に温水を作るものとして、シーズヒーターが採用されているサーバーがほとんどです。シーズヒーターとは、金属管に絶縁体で包まれた絶縁体を通して、隙間を充填材で埋めたものを指します。仕組みで説明しても分かりづらい場合があると思いますが、コンロや電気ポットと同じものだと考えてください。

80℃以上の温水が作れる

ウォーターサーバーで温水が作れると言っても、ぬるいものをイメージする人もいるかと思います。以前は確かにぬるい温水になってしまうものもありましたが、現在はウォーターサーバーも進化をし続けていて80℃以上の温水を作ることができます。そのため、電気ポットなどを用意するよりもウォーターサーバーを設置した方がいいと考える人も多いのです。

熱いお湯にも対応していることから、年々ウォーターサーバーの需要も増えてきて、以前と比べるとかなり家庭に浸透していると言ってもいいでしょう。

温水が不要でもコンセントは抜かないこと

ウォーターサーバーを設置している家庭の中には「温水は不要」というところもあるでしょう。例え温水を使わなくてもコンセントは抜かないようにしてください。

コンセントを抜く影響はウォーターサーバーのメーカーによって異なりますが、コンセントを抜くことでサーバー内のクリーン機能が働かなくなる場合など、衛生面に影響がでることが多いのです。中にはコンセントを抜いても影響が出ないサーバーがありますが、基本的に何らかの影響が出ると考えておいた方がいいでしょう。

ウォーターサーバーで冷水を作る仕組み


ウォーターサーバーで冷水を作る仕組みとはどんなものでしょうか? 単純に冷やすだけだから、と考えていませんか? 冷たくておいしい水を作るために「コンプレッサー式」と「電子式」の2つの方法があります。こちらでは、その2つの方法の違いについて紹介します。

コンプレッサー式:冷媒ガスで短時間冷却

コンプレッサー式は、冷媒ガスが通る金属管をタンクの外に巻きつけるものです。そして、コンプレッサーを使って冷媒ガスを循環させて冷却をします。これはエアコンに用いられている方法であり、短時間で冷却できます。ほとんどのウォーターサーバーで使われている方法がコンプレッサー式なので、かなり馴染みのある方法と言えます。

電子式:冷却タンクの外側にペルチェを設置

電子式は冷却タンクの外側にペルチェを設置して、水の温度を下げる方法です。別名ペルチェ式と言われていて、コンピューターの冷却装置、小型冷蔵庫に用いられています。電子式は消費電力を抑えられるメリットがありますが、冷却機能が低いため時間がかかるのです。そのため、タンクが大きなサーバーには向きません。

安価なサーバー、小型サーバーなどに用いられていますが、今では一般的な方法ではないことを覚えておきましょう。

タンク内のメンテナンスの仕組み

便利なウォーターサーバーですが、衛生面を保つためにもメンテナンスが必要です。メンテナンスと言っても、サーバーの状態によって方法が異なるので、どのような状態になればどんな方法になるのかを覚えておくと慌てずに済むかもしれませんね。

本体の交換

冷水や温水が作れなくなっているなど、大きな故障になった場合は本体の交換になる可能性があります。必ずしも本体交換になるわけではありませんが、部品交換などで改善されない場合はこちらの対処法になるでしょう。

メーカーによって、本体交換費用が全額必要になる場合、若干必要になる場合など方法が異なります。そのため、契約時に本体交換になった場合のことを前もって聞いておくようにしてください。

部品の内部洗浄

メンテナンスの中には、使い続けたことによる部品の汚れなどで上手く機能できなくなっていることがあります。部品の内部洗浄であれば、メーカーが無料で対処してくれるところもありますし、費用が必要になっても高額にはならないケースがほとんどです。

セルフクリーニング機能

最新型などに搭載されているのが、セルフクリーニング機能です。これは自動メンテナンス機能とも呼ばれていて、名前の通り持ち主がメンテナンスをする必要がありません一定周期でメンテナンスが行われるので、持ち主が気にかけずにすむ分、楽ができます。

ただ、セルフクリーニング機能で対処できない場合はエラー表示がされるので部品洗浄や本体交換の可能性がでてきます。

長期不在時に電源を切るときの注意点


ウォーターサーバーを設置している家庭で旅行や出張などで長期不在になることもあるでしょう。基本的に1ヶ月以上不在期間が続く場合は電源を切った方がいいという目安があります。これはウォーターサーバーのメーカーによっても異なるので事前に問い合わせておくといいかもしれません。

ボトルの水は使い切ること

長期不在になる場合は、必ずボトルの水を使いきるようにしましょう。電源を切った場合、ボトルが常温になるため雑菌が繁殖しやすくなるのです。水が残っていることで雑菌の繁殖が過剰になるため清潔で綺麗な水が飲めなくなります。

水には賞味期限もあります。開封してしまった水は2週間程度が賞味期限になるため、それ以上の長期不在になると賞味期限が切れた水になってしまうのです。だからこそ、しっかり使いきるようにしましょう。

セルフメンテナンスをすること

長期不在から帰宅した場合は、すぐにウォーターサーバーを起動するのはいいのですが、セルフメンテナンスをしないまま温水や冷水を作らないようにしましょう。いくら電源を切っていたとしても、その間は放置されているので清潔面に疑問が残るからです。

サーバーの異常がないか確認しよう

通常使用をする前に、一通りの動作を確かめるようにしてください。長く電源を入れていなかった場合、サーバー自体が誤作動を起こすなど異常が出てしまう場合があるからです。

ウォーターサーバー販売員

【ひとことアドバイス】ここも忘れてはいけない注意点!
ウォーターサーバーを長期間使わない場合、水の残ったボトルは外す、セルフメンテナンス(清掃)を行うのはもちろんですが、忘れてはいけないのが、本体の水抜きを行うことです。ほとんどのメーカーのウォーターサーバーには背部に水抜きのコックが付いているので、中の残り水をすべて抜いておくことで内部に残った水の腐敗などを防止することができます。

まとめ

ウォーターサーバーは便利なものなので前向きに設置を検討している人も多いようです。しかし、便利な反面ちょっと気を抜くと衛生面の心配が出てくるので注意しましょう。特に長期不在時などは無駄な電力を使わないように電源を切ることを考えてください。