
この記事の情報提供者
ウォーターサーバー販売員:YUMINさんさん(30)
ウォーターサーバーメーカーの販売代理店としてブースでの営業を主に行っていました。全国のショッピングやホームセンターの他、大型のイベントでも販売を経験し、毎月30~50台ほどのご契約をいただいておりました。ウォーターサーバーに関する知識だけでなく、販売経験を通じたお客様のニーズも含めて情報提供させていただきます!
ウォーターサーバーを導入する上で、気になるのが電気代です。ウォーターサーバーは電気で管理するのが一般的で、常に電気の使用が必要になります。少しでも電気代を抑えるためには、電気代が安いウォーターサーバーの導入が欠かせません。今回は各メーカーが提供するウォーターサーバーの電気代や総額コストに注目してみましょう。
目次
ウォーターサーバーの電気代の相場は?
ウォーターサーバーで電気代がかかるのは、水を冷やすことや保温するときに電気を必要とするからです。電源を入れてから冷水や温水が使用できるまでには時間が多少かかるため、電気は常に入れて管理しておくのが望ましいでしょう。また、電気をつけておかないと雑菌が繁殖する場合もあるので注意が必要です。
ウォーターサーバーを常に稼働させて温度管理すると、月々にかかる電気代の相場は1000円から1500円になります。エコタイプ、省エネタイプと言った節電機能が搭載されているサーバーであれば、相場よりも安い金額で運用することも可能です。中には月々にかかる電気代を300円代まで抑えられるサーバーもあります。
少しでもウォーターサーバーの電気代を抑えるためには、電気代が安いウォーターサーバーを提供しているメーカー選びが必要です。ただし、電気代が安いサーバーを提供している場合、初期費用が高いことやランニングコストが高いケースがあるので注意しましょう。電気代の相場だけでなく、ランニングコストの相場を把握しておくことが大切です。
各メーカーの電気代は?
サーバー | 消費電力 | 電気料金 |
フレシャス | 冷水80W/温水350W | 約330円/月~ |
アクアクララ |
平均350円/月~
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うるのん | 冷水90W/温水350W | 約390円/月~ |
ネイフィールウォーター | 冷水85W/温水350W | 約400円/月~ |
コスモウォーター | 冷水85W/温水350W | 約436円/月~ |
ワンウェイウォーター | 冷水85W/温水350W | 約436円/月~ |
富士おいしい水 | 冷水80W/温水450W | 約450円/月~ |
オーケンウォーター | 冷水85W/温水350W | 約500円/月~ |
プレミアムウォーター | 冷水80W/温水350W | 約504円/月~ |
天然水アクアセレクト | 冷水95W/温水520W | 約600円/月~ |
サントリー天然水ウォーターサーバー | 冷水100W/温水260W | 約700円/月~ |
富士の湧水 | 125w/145w(冷却時)~450w(加熱最大時) |
平均700円/月~
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ハワイアンウォーター | 冷水95W/温水330W | 約800円/月~ |
富士桜命水 | 冷水125W/145W/温水450W/450W | 約800円/月~ |
アルピナウォーター | 冷水95W/温水330W | 約1,000円/月~ |
クリクラ | 冷水73W/温水450W | 約1,000円/月~ |
良水市場おいしい水 宅配水 | 冷水100W/温水350W | 約1,000円/月~ |
宅水便のキララ | 冷水100W/温水400W | 約1,000円/月~ |
メーカーによってウォーターサーバーの電気代は大きく変わります。月額の電気代がもっとも安いのは、フレシャスで冷水80W・温水350Wで電気代は月に約330円です。アクアクララは約350円、うるのんは約390円と、いずれも300円代をキープしています。
また、ネイフィールウォーターは約400円、コスモウォーターとワンウェイウォーターは約436円、富士おいしい水は約450円と400円代で使えるウォーターサーバーも多くあります。オーケンウォーターやプレミアムウォーターなども、約500円代で運用可能です。
天然水アクアセレクトだと約600円、サントリーだと約700円、ハワイアンウォーターだと約800円とやや高い金額ですが、ランニングコストが低いことや品質が高いなど、他の部分でカバーしています。
また、大手ウォーターサーバー業者のクリクラやアルピナウォーターは月々の電気代が約1000円です。同じウォーターサーバー業者でも電気代の月額が300円ほど変わることもあります。
ウォーターサーバーの節電方法
ウォーターサーバーは電気を常に入れておかなければなりません。エコ機能がついたウォーターサーバーを導入して節電することもできますが、すでに導入している場合でも工夫次第で節電ができます。ここでは、ウォーターサーバーの電気代を少しでも抑える方法を紹介します。
ウォーターサーバーを設置する場所に注意!
同じウォーターサーバーでも、季節によって電気代が変わってきます。これは、ウォーターサーバーを設置している部屋の温度が季節で変わるためです。電気代がかかるのは、水を冷やすことや温めるときに電気を使用することが理由になります。
そのため、ウォーターサーバーの設置場所を変えることで、節電が可能になるケースもあります。たとえば、1日中部屋の温度が変わらない場所に設置することで、水の温度管理にかかる電力を抑えられるため節電につなげることができるのです。
日の当たりがいい部屋だと室温変化が大きくなるので注意が必要になります。直射日光があたる窓際に設置するのも避けましょう。設置する場合はできるだけ時間帯による温度差に左右されないところにするのがおすすめです。
省エネタイプのウォーターサーバーを選ぶ!
ウォーターサーバーの電気代を少しでも抑えるためには、省エネタイプのウォーターサーバーの導入がおすすめです。商品によっては従来よりも電気代を30%以上抑えているタイプもあります。エコモードのように、電気代の節約ができるモードを搭載しているタイプもおすすめです。
エコモードは、温水タンクの電源を自動でオフする機能やお湯の温度を低めに設定する機能が搭載されています。エコモードが搭載されているウォーターサーバーは数多くあるので、種類を比較して選んでいくとよいでしょう。
ただし、省エネ機能が搭載されているウォーターサーバーは製造コストが多くかかっています。そのため、電気代の節約ができても初期費用が高いケースやランニングコストが余分にかかることもあるので注意が必要です。
節約のためにウォーターサーバーの電源を抜くのはNG!
ウォーターサーバーが電気で管理しているのは、水の温度だけでなく安心して使えるように衛生管理もしています。そのため、節電のためにウォーターサーバーの電源を抜いてしまうのは衛生上よくありません。
また、ウォーターサーバーで多くの電力を使用するのは水の温度を上下させる場合です。電源を新しく入れたときには多くの電力を消費することになるので、こまめに抜いていると逆に電気代がかかってしまうことになります。ウォーターサーバー業者も電源を抜かないように注意喚起しているのが一般的です。
電気代含め総額のランニングコストが安いウォーターサーバーは?
ウォーターサーバーをコストから選ぶときは、電気代だけでなくランニングコストや初期費用のコストにも注目しましょう。もちろん、信頼できるメーカーであることも大前提です。ここでは電気代を含めて総合のランニングコストが安いウォーターサーバーを紹介します。
【1位】クリクラ
テレビコマーシャルでもお馴染みのクリクラは、宅配水市場売り上げナンバーワンを記録している大手の業者です。サーバーレンタル料、入会金、解約金、宅配料がすべて無料になっています。毎月必要になるコストは、水料金とウォーターサーバーの電気代です。
クリクラは電気代が月々約1000円と高めに設定されていますが、水の価格は月々平均して約2500円です。電気代と水代を合わせても約3500円で運用ができます。故障や洗浄が必要になったときも、専門スタッフがすぐに対応してくれるので安心です。
クリクラの水は4種類のミネラルをバランスよく含むまろやかな軟水になります。赤ちゃんのミルクや離乳食にも最適で、料理やコーヒー、お茶に使用する水としても最適です。また、一般的な浄水器と比較して1000倍から10000倍の浄化性能を持っています。
【2位】良水市場
アメリカ政府が開発した高度な水処理技術を用いた逆浸透膜を2回行うダブル逆浸透膜を採用している業者です。従来のRO純水と比較して、さらに不純物を取り除いているので、安心・安全な純水を作っています。
初期費用は無料になっており、サーバーレンタル費用は月々648円です。メンテナンス費用は年間を通して3240円ほどかかり、年1回のウォーターサーバー交換が必要になります。電気代は月々1000円ほどかかりますが、水代が500mlあたり32円と格安です。月々にかかる総合コストは3000円から4000円代と業界内ではかなり安くなっています。
RO水には、知床羅臼から採取した天然ミネラルが添加されており、安全性と健康効果に対して期待できます。全自動で人の手が加わらないため、衛生面においても万全の体制管理が行われているので安心です。
【3位】アクアマジック
アクアマジックは人気のウォーターサーバー業者の一つで、抗菌カートリッジが搭載されています。カートリッジを冷水タンクに投入するだけで、簡単に水の経路を連続殺菌できるのが特長です。銀イオンの抗菌パワーを使用した方法で、冷水タンクの中を衛生的に保ちます。
契約料やサーバー導入にかかるコストはありません。新規契約したときには、水のボトルが2本ついてきます。電気代は月々800円ほどで、水代は1本1850円が1本から2本程度になるので、月々のコストは2650円から4500円ほどです。
サーバーレンタル料金は水代金に含まれており、1年に2回まで無料休止が可能になっています。1年以上継続して利用している場合は、無料で訪問メンテナンスが受けられるのも魅力です。
【4位】ワンウェイウォーター
公式サイトで業界最安値をアピールしているメーカーで、ワンウェイ配送システムを採用しています。空ボトルの保管場所に困らないなどの理由から、個人世帯のウォーターサーバーとしても高い人気です。
サーバーレンタル料や配送料、初期費用などが無料になっており、水の料金が業界最安クラスです。24Lの水を使用する場合、月額料金は水料金が約2700円、電気代が約400円の計約3100円で使用できます。サーバーレンタルにかかる費用もなく、かなりお得な金額です。
独自の製法方法により、バランスよくミネラル分を含んでいるため、飲み心地が良いことや健康や美容のために水を飲む人もいます。衛生管理も徹底しているため、赤ちゃんがいる家庭にもおすすめです。
【5位】フジサンウォーター
フジサンウォーターは、富士山の伏流水を使用しているウォーターサーバーです。長い年月をかけて富士山に降った雨が地中に染み込み、地下水となったものを地下からくみ上げて衛生的な工場でボトルに詰め込んだものです。キレイな水なので、加熱処理を行う必要がなく自然のままで飲めます。
サーバーの電気代は1000円くらいかかり、1ヶ月の最低維持費用は1890円です。そのため、月々約3000円で導入できます。レンタル料や配送料などはいずれも無料になっているのもメリットです。ただし、定期的にメンテナンスが必要になり、メンテナンスには8400円ほど必要になります。
定期配送サービスもあり、重たいペットボトルを家まで運ばずに済むことや、ペットボトルとして処分できるためエコにつながるのも魅力です。衛生管理も徹底しているので、安心して美味しい水を飲むことができます。
【6位】アクアセレクト
アクアセレクトは、水質日本一に何度も輝いたことがある宮川の水を使っているウォーターサーバーです。天然水でありながら、お手頃価格で使えるのも魅力の一つになっています。天然水特有の甘味成分があり、美味しい水としても人気です。料理やコーヒー、お茶との相性も抜群です。
月々に必要となるのは水代と電気代だけで、初期費用やサーバーレンタル費用、送料、初回の水代などは不要です。電気代が約600円で、水代が約3700円なので、月々の費用は約4300円になります。天然水でこの金額はかなりの安さです。衛生管理も徹底され、小さい子供がいる家庭でも安心して導入できます。
まとめ
ウォーターサーバーを選ぶときは、電気代だけでなくランニングコストにも注目しましょう。また、天然水とRO水では毎月の水代は異なるため、導入したい水のタイプからコストの比較をする必要もあります。メーカーの信頼性や水の質にも注目し、自分に合ったウォーターサーバーを選びましょう。