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日本の水道水は安全なの?水道水の実態を詳しく解説!

日本の水道水は世界の中でも安全性が高くなっています。WHOの基準に達した水道水が飲める国は世界で15か国しかなく、日本の他にフィリランド、スウェーデン、アイスランド、アイルランド、ドイツ、オーストラリ、スロベニア、クロアチア、アラブ首長国連邦、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどがあります。
しかし、本当に、日本の水道水は安全なんでしょうか?
森林破壊や大気汚染による地球温暖化が進み水質汚染も問題となっています。土地の保水力は低下し、夏には渇水があちこちで見受けられるようになりました。また産業廃棄物や農薬、生活排水により、地下水や河川などが汚染される中で、水道水に塩素などを大量に投入して雑菌を殺菌を行っています。
ここでは「水道水は本当に安全か?」をテーマに日本の水道水の安全性を解説していきます。

 

水道水は飲んでも問題のないレベルで管理されている

 

厚生労働局が行う「水道水の水質基準項目と基準値」では51の検査項目が設定されており、これらをクリアしなければなりません。
検査項目としては、下記のような項目が設定されています。

■一般細菌:1mlの検水で形成される集落数が100以下
■大腸菌:検出されないこと
■残留塩素:1mg/L以下
■亜硝酸態窒素:0.04mg/L以下
■カドミウム及びその化合物:カドミウムの量に関して、0.003mg/L以下
■水銀及びその化合物:水銀の量に関して、0.0005mg/L以下

その他検査項目については下記を参照ください。
水質基準項目と基準値(51項目) |厚生労働省

 

これらの水質検査は水道法によって水質検査を行う義務があり、各市町村が行うようになっています。
では、そもそもこれらの基準値はどのような根拠で設定されているのでしょうか?

検査の条件としては
・1日に飲用する水の量を2L
・人の平均体重を50kg(WHO では 60kg)
・水道水由来の暴露割合として、TDIの10%(消毒副生成物は 20%)を割り当て
を条件として、「生涯にわって継続的に摂取をしても人の健康に影響が生じない水準」を基準としています。
詳細は下記を参照してください。
健康局水道課水道水質管理室、資料

放射性物質は問題ない?

 

3.11の災害後に放射能を心配される方が多くなりました。
では実際に、水道水の放射性物質は問題ないのでしょうか?
東京都水道局の発表による水道水の放射性物質の測定結果によると「Cs134 : 0.0014 [Bq/kg]、 Cs137 : 0.0028 [Bq/kg]」という結果が出ています。
体に影響のない基準値は10 [Bq/kg]となっており、この数値を大きく下回っています。
赤ちゃんや妊婦の方は特に心配されるようですが、数値上で判断すると何の心配もありません。
私たちが飲んでいるもの、食べているものは全て放射性物質は多少含まれています。
水道水を極度に心配する必要はないでしょうあ。

水道管や貯水タンクは不衛生な可能性がある

 

先に述べたように、水道水の水自体は継続的に摂取をしても健康に影響が生じない水準で管理されています。
ただし、水道管や貯水タンクは不衛生である可能性があります。特に古い水道管に使われている「鉛」は人体に悪影響を及ぼすものです。
多量の摂取は神経系や赤血球などに影響を及ぼす可能性があります。さらにこの鉛は一度体に入ると外に出にくい特徴をもっています。
「水道水が安全であるか?」という疑問に対して、水質基準を見れば問題がないように感じますが、水道管や貯水タンクの衛生面を考えると疑問が残ります。

殺菌作用のある塩素は危険?

 

水道水は塩素で消毒することで雑菌やウイルスなどを取り除いています。
実は水道水を消毒する方法は他にもありますが、時間とコストの関係で問題はあっても塩素に頼っているのが現状です。
では、塩素の問題とは何でしょうか?
それは「トリハロメタン」を生み出すということです。
トリハロメタンは発がん性がある物質であり、塩素と水に含まれている有機化合物が反応してできます。
水道水に含まれるトリハロメタンの量は体に害を及ぼす量ではないですが、水質汚染がすすめば塩素を多くつかい、その分トリハロメタンもより多く摂取してしまうことになります。

では、水道水に塩素はどれだけ含まれているのでしょうか?
水道水は消毒の観点から1リットル当たり0.1mg(0.1ppm)以上の塩素濃度を保持していることが義務づけられており、更に健康上の観点より1リットル当たり1mg以下が望ましいとされています。
つまり1リットル当たり0.1mg~1mgの塩素濃度でなければなりません。
下記は都内給水栓131箇所を調査したデータになります。(2017年2月8日のデータ。一部抜粋)
いずれも塩素濃度が0.1mg~1mgの範囲に収まっています。

 

都内給水栓131箇所 残留塩素濃度データ
給水栓No. 残留塩素濃度 給水栓No. 残留塩素濃度 給水栓No. 残留塩素濃度 給水栓No. 残留塩素濃度 給水栓No. 残留塩素濃度
1 0.4 31 0.4 61 0.4 91 0.4 121 0.4
2 0.4 32 0.4 62 0.3 92 0.4 122 0.4
3 0.4 33 0.4 63 0.4 93 0.4 123 0.4
4 0.4 34 0.4 64 0.4 94 0.4 124 0.4
5 0.4 35 0.4 65 0.4 95 0.4 125 0.4
6 0.4 36 0.3 66 0.3 96 0.4 126 0.5
7 0.4 37 0.5 67 0.4 97 0.4 127 0.5
8 0.4 38 0.4 68 0.5 98 0.4 128 0.8
9 0.4 39 0.4 69 0.3 99 0.4 129 0.4
10 0.4 40 0.4 70 0.4 100 0.4 130 0.4
11 0.4 41 0.4 71 0.4 101 0.4 131 0.5

※参照:東京都水道局HP

 

水道水を沸騰させることで塩素がぬける?

まず、「塩素をぬく」よりも「カルキをぬく」のほうが、よく耳にされるかと思います。
塩素とカルキは同じような意味ですが、塩素の種類のひとつとして「次亜塩素酸カルシウム」があり、これがカルキになります。
では水道水をどれほど沸騰させればカルキがぬけるのでしょうか?
カルキをぬく目的としては、先に述べたトリハロメタン(発がん性のある物質)ををぬく必要がり、10分以上の沸騰でほぼ全滅。3分ほどだと半減しかしません。
10分ほどの沸騰は長時間に感じるかもしれませんが、より安全を求めるのであれば沸騰させることが必要です。

日本の水道水のpH値は?

 

水が酸性であるかアルカリ性であるかを示す数値として、pH(ピーエッチ)と呼ばれるものがあり、0から14までの数値で決められます。
すっぱい味のするものは酸性であり、苦い味がするものはアルカリ性になります。日本の水道水に関しては、水道水質基準値でpH値が「5.8以上8.6以下」で定められています。
水道施設の腐食等を防止する観点から、中性付近の値にあることが望ましいとされています。

まとめ

日本の水道水は世界でもトップレベルの水質を誇っており、生涯飲みつづけても健康に被害が出ないほどの厳しい検査項目により管理されています。
しかし、大気汚染や森林破壊による様々な条件で水が汚れ、その分水道水に塩素などの有害物質を多く含めなければならない状況になってしまう可能性があります。
また水質以外に、水道管や貯水タンクをみると、衛生面では疑問が残るのが現状です。
これら水道水の実態を正しく理解した上で、水道水との付き合い方を検討していきましょう。

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